取説ご利用者の声 vol1 永山理穂さん

今回、一橋大学社会学部在学中の永山理穂さんにインタビューを行いました。永山さんは、予備校時代に迫田先生の「一橋大学数学対策講座」を映像で受講していました。また、永山さんは今回トリセツの校正も手伝っていただき、誰よりもトリセツに詳しいと自負しています。インタビュアーの大庭もビックリの「数学のトリセツ」を大公開!

大庭:授業の魅力を教えてください

 

永山さん:私は予備校時代に迫田先生の一橋大数学対策講座を受けていたんですけど、一橋の数学は本当に難しくてやる気が出ないからまずは映像授業からみようというところから入ったんですよね。先生の解説はすんなり、しかも感動を伴って頭の中に入ってきて、その感動っていうのはずっと印象に残っているから、もう一度解き直したり似たような問題にあたった時に、ちゃんと解けるようになっている、というところが魅力だと思いますね。あとは先生の語り口調とか授業中のお話はとっても面白いので、楽しんで授業を受けることができます。

 

大庭:本の校正に携わった時のエピソードを教えてください。

 

永山さん:私は最初から最後まで読んで、問題を解いて解説の校正まで携わらせていただいたんですけど、先生の授業を実際に受けているようで最初から最後まで本当に楽しかったです。特に苦手な人が多いデータの分析や確率、整数問題って文面での解説では頭に入ってきづらいと思うんですけど、この参考書は読んでるだけで実際に授業を受けているような臨場感があって、しかも動画が付いているので、理解をさらに補強してくれると思います。

 

大庭:特におすすめ!だと思ったところは?思い入れのあるところは?

 

永山さん:どの章の解説も本当にわかりやすいんですけど、私が特におすすめしたいのはデータの分析ですね。というのはこの章は新課程の分野で、参考書の中で充実した解説があまりないと思うんですけど、この本では具体的な例が多く盛り込まれていて解説も非常に明快なので取り掛かりやすいと思います。あと個人的に導入の文章を読むと勉強を煽られるような気持ちになってそこも好きです。

 

大庭:この本はどんな人にオススメですか?

 

永山さん:この本は基礎からしっかり説明がなされているので、数学を始めて勉強する人、例えば高校生になる前に数学を先取りしたいという人に特にオススメですね。あとは、問題演習も充実していてその一つ一つの解説もしっかり用意されているので、一通り学習を終えた人や、問題演習を積みたい人にもオススメです。ようは、受験生全員に手に取ってもらいたい一冊です。

 

大庭:受験生に一言!

 

永山さん:受験において数学を得点源にできることはとても有利だと思うので、数学に苦手意識を持っている人も、もっともっと伸ばしたい人にも、この本をバイブルにして数学を勉強して、ぜひ合格を勝ち取ってほしいと思います。

 

大庭:迫田先生の授業の魅力をここって絞ってください。魅力ってズバリ!?

 

永山さん:迫田先生の解説は全体が一つの流れになっていて、理解が滞りなく進むんですね。そこが魅力だと思います。学校で使っている参考書の問題の解説だと、難しい問題だと特に、この式からこの式に移る時になんでそうなったんだろうって詰まることがあるんですけど、先生の解説はそういうことがなく流れるように解説が頭に入ってきます。

 

大庭:数学の好き度合いを言ってもらって、どのタイミングで使いたかったか。

 

永山さん:私は数学は可もなく不可もなくという感じでした。もし高校時代に戻れるとして、私がこの参考書を一番使いたかったなと思うタイミングは、高一になる前の春休みですね。もしこれを使って予習していたら、基礎からしっかり先取りしていいスタートを切れていたと思うので、数学は絶対に得意中の得意科目になっていたと思います。次のタイミングとしては、数学を一通り勉強し終わって、自分の苦手を理解した上で、それを補強するために使いたいですね。苦手克服のための第一の特効薬は基礎の理解ですから、この本は苦手をなくすのに大いに役立つと思います。

 

大庭:大学に入ってからでも頑張って勉強できている理由。普段どのように学問に向き合っているのかについて

 

永山さん:一番の理由は第一志望の代位一志望の学部に入れたということだと思います。高校3年生の時、周りの友達が医学部、薬学部、法学部とか、将来自分のやりたいことに即して志望大学を決定していく中で、私はやりたいことが未だに見つかっていませんでした。大学や学部の選択で将来なれるものが決まってしまうことがすごく嫌だなと思っていて、大学でも幅広いことを勉強して、もっと自分の将来について深く考えることのできる大学、学部を選びたいと思い、一橋大学社会学部を選択し、一年の浪人を経て入学することができました。大学での講義は本当に楽しいです。自分が今まで全く知らなかったことについて学べていることがとても嬉しいですね。今までの人生の中で一番学ぶことに対する意欲が高いと思っています。だから一番大切なことは、自分の将来の夢ややりたいことに対する熱意を忘れないことだと思います。そうすれば、勉強に対するモチベージョンを保つことができると思いますね。

 

大庭:モチベーションを保てたのは第一志望であることが大きかった?

 

永山さん:それ以上に、大学でやっている勉強が楽しいことだと思います。今までに出会ったことのない学問分野に対して、自分が主体的になればなるほど学びが得られるということが楽しいんだと思います。

 

大庭:苦手科目、ネガティブになる科目はありますか

 

永山さん:高校まで体育が大の苦手だったんですけど、大学でのスポーツ方法という授業でその考えが変わりました。その授業はスポーツ社会学という学問分野の考え方に基づいているんですけど、スポーツ社会学は社会の中で全員が幸せに生きるにはどうしたら良いのかという考えをスポーツの中に導入して、みんなが楽しんでスポーツするにはどうすれば良いのかということを全員で考えるんですね。その授業は基本的には体育と同様に運動を中心とする内容なんですけど、すっごく楽しかったです。体育、スポーツは得意な人だけが活躍するものだと思っていたのに、大学的な学問の視点からスポーツを捉えることで、こんなに印象が変わるんだなと感動しました。

 

大庭:苦手なことを切り口を変えてみることができたということが大きかったんですね。

 

永山さん:そうですね!

 

大庭:それに気づけたことが幸せだった?

 

永山さん:その通りだと思います!

 

大庭:苦手なことはまっすぐ捉えたら苦手なまんまだけど、苦手なものに自分が前向きになれるものが合わさったことですごくプラスになった。

 

永山さん:そうですね。

 

大庭:数学は好きでも嫌いでもなかったのに、ポジティブに捉えられるようになった鍵は?

 

永山さん:一橋の解説はどの参考書を読んでも文脈を理解できない問題が多く、とりかかるまでのハードルがかなり高かったんですけど、迫田先生の授業でわかる!っていう快感を得ることができたことが大きかったと思います。それがきっかけで、その感覚が癖になって、その後も数学の勉強を続けられたのだと思います。

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